ＩＣ設計大手、聯発科技（メディアテック）はこのほど、シンガポールにおける投資を拡大すると発表。同国にイノベーションセンターを設立するほか、コンシューマ向け、医療向け、工業向けモノのインターネット（ＩｏＴ）やスマートシティといった分野をターゲットに、今後６年間で２億5,000万シンガポールドル（約204億円）を投じて研究開発（Ｒ＆Ｄ）センターの拡張を進めると表明した。３日付蘋果日報が報じた。
メディアテックは早くからシンガポールに投資を行っており、同国に設置しているＲ＆Ｄセンターは１日に10周年を迎えた。現地メディアによると、これまでの投資額は計１億8,000万シンガポールドルに上るが、今後６年間でそれを上回る追加投資を行うことで同Ｒ＆Ｄセンターは同国最大のＩＣ設計センターとなる見通しだ。
このほかシンガポール経済開発庁関係者は、メディアテックが今後、パナソニック、インテル、ロイヤルフィリップスとともに現地でＩｏＴのＲ＆Ｄセンターを設置することを明らかにしており、同社のＩｏＴ分野にかける意気込みがうかがえる。
