ニュース 社会 作成日:2014年7月4日_記事番号:T00051329
サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で各国の主力選手に負傷が相次ぐ中、応援で盛り上がる台湾でもなぜか負傷者が続出している。
台北市立聯合医院仁愛院区・骨科(整形外科)の羅浩儒主治医師は3日、足のくるぶしや膝の靱帯(じんたい)を痛めての受診が過去2週間で1割増えたと明かした。問診すると、ワールドカップを見ているうちに気分が盛り上がり、ついサッカーをやってみたと話す人が大部分だった。30歳以上の男性サラリーパーソンが多く、日ごろの運動不足に加え、間違ったフォームでボールを蹴ったことが原因だという。
ある30代の男性もW杯観戦で思わずボールを蹴りたくなり、台北市内の河浜公園に出向いた。トレーニングを受けたこともなく、正しい蹴り方も分からないが、自己流で楽しんでいたところ、やはり足を痛めてしまった。ひとまず足を休めて、リハビリなどの治療を受けるうちに、徐々に痛みが取れてきたという。
羅医師は、準備運動不足と、受け身の体勢が取れていないことが原因と指摘。もし治療が遅ければ、足が不自由になり、今まで通りに歩けなくなることもあると注意を促した。
新光呉火獅紀念医院・復健(リハビリ)科の謝霖芬主任は、ボールを蹴る前にストレッチを5~10分行い、サッカー中にくるぶしや膝に痛みを感じたらすぐに休憩するよう助言した。また足を痛めてから48時間以内は、氷をくるんだタオルやアイスパッドで2時間おきに20分ずつ冷やし、3日たっても痛みが引かなければ、必ず受診するようにと呼び掛けた。
テレビを見ていると、思わずゴールを決める自分の勇姿を思い浮かべてしまうかもしれないが、十分な準備運動をくれぐれもお忘れなく。
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