ニュース その他分野 作成日:2014年7月4日_記事番号:T00051334
中国と韓国が3日、中韓自由貿易協定(FTA)年内妥結で一致したことを受け、馬英九総統は中韓FTA締結が必ず台湾の中国市場シェアを圧迫するとして「非常に焦りを感じる」と述べた。4日付経済日報などが報じた。
馬総統はメディアとの懇談で、習近平国家主席との中台首脳会談は、今年11月北京でのアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議が最も手っ取り早く、成功率が高いと述べた(3日=中央社)
馬総統は訪問中のエルサルバドルで、記者からの「中国に依存しないことはできないのか」との質問に対し、「できない」と回答した。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加国のうち7カ国にとって中国は最大の貿易相手国で、市場も生産力もあるためと指摘した。ただし、東南アジア諸国連合(ASEAN)向け輸出を増やしてリスクを分散すると述べた。
経済部の杜紫軍次長(次官)は、中台物品貿易協定より先に中韓FTAが結ばれれば、中国市場での台湾の先行メリットが奪われると懸念を示した。締結内容でも韓国に負けるわけにいかず、中国に内容拡大を求める可能性もあると述べた。中台物品貿易協定は、ヒマワリ学生運動の反対で前段階の中台サービス貿易協定の立法院承認が遅れ、停滞状態だ。
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