ニュース 運輸 作成日:2014年7月4日_記事番号:T00051335
台北高等行政法院は3日、台北都市交通システム(MRT)新北投駅近くから陽明山に至る北投ロープウエーの建設計画をめぐる環境影響評価の結果に対し、無効判決を下した。4日付自由時報が伝えた。
北投ロープウエーの建設計画は20年以上も賛否両論が対立。台北市環境影響評価審査委員会は2012年末、条件付きで認可決定を下したが、環境保護団体は事業を推進する立場の台北市が環境影響評価を実施するのは「お手盛り審査」の疑いがあるとして、決定無効を求める行政訴訟を起こしていた。
判決は▽建設ルートの8割が陽明山国家公園内にあるため、管轄機関である内政部による認可と行政院環境保護署(環保署)などとの共同審議が必要▽台北市政府は推進機関で業者と共同で開発を進める立場にあり、業者と利害関係があるため、環境影響評価の客観性や公正性が保たれない──と指摘した。
台北市政府は「判決文を受け取った後、関係機関に意見を求め、上訴するかどうか決めたい」と説明した。
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