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蘇花高速道路、環境分析報告を再審査へ


ニュース 運輸 作成日:2008年1月22日_記事番号:T00005135

蘇花高速道路、環境分析報告を再審査へ


 行政院環境保護署は21日、台湾東部の蘇花高速道路(蘇澳~花蓮間)の建設に向けた環境差異分析報告の承認を見送った。同報告書の承認が見送られたのは3回目で、環境評価委員は「資料が不完全な段階では政策に同意できない」として、資料の追加提出を求めた。22日付経済日報が伝えた。

 専門グループによる審査では、建設推進派の花蓮県出身立法委員と反対派の環境保護団体が対立し、激しい議論が交わされた。交通部国道新建工程局は、開発政策、産業の東部移転、大気、騒音、地下水などへの影響に関する追加資料の提出を求められており、資料作成には3カ月程度を要するとみられる。このため、環境差異分析報告が総統選前に承認される可能性は低くなった。

 地元選出立法委員らは、環境評価大会が今年1月に承認した和平発電所第2期の二酸化炭素排出量が蘇花高速道路の179倍に上るとして、環境審査手続きの基準は統一が図られていないなどと批判した。