液晶パネル業界では、各メーカーがパソコン向けの液晶パネルの需給予測を誤り、液晶モニター、ノートＰＣ向けの液晶パネルが供給不足となっている。特に23.6インチのＴＮ（ねじれネマティック）方式パネルは供給が逼迫（ひっぱく）し、品薄は９月末ごろまで続きそうだ。４日付電子時報が伝えた。
サプライチェーン関係者によると、これまでＴＮ方式パネルを生産していたメーカーがＶＡ（垂直配向）方式パネルの生産に転換したため、23、23.6インチパネルが品薄になっていると説明。この他、19インチワイド、19.5、20、24ワイド、27インチでも品薄が目立っているという。
業界では今回の供給不足をきっかけに、末端メーカーがＴＮ方式パネルからＶＡ方式パネルへの切り替えを加速させるとの見方も出ている。
