ニュース 商業・サービス 作成日:2014年7月4日_記事番号:T00051355
4日付経済日報によると、台北大倉久和大飯店(オークラプレステージ台北)は6月の客室稼働率が95.8%となり、台湾ホテル業界の過去最高を更新した。今年は1〜5月で日本人訪台者数が延べ66万人と前年同期比で16.6%増えており、日本人宿泊客の多いホテルが恩恵を受けている。
オークラ台北は今年1月、旅行情報の有名口コミサイト、トリップアドバイザーの台湾高級ホテル部門で1位となり、陳尤貞・同社公関副総監は、宿泊客増に少なくない貢献があったと語った。今年は常に9割以上の客室稼働率を維持しており、毎月、前年同月比10〜20%増の売上高を記録している。
現在宿泊客は日本人が5割前後で、欧米からが10%、香港・マカオからが10%。台湾人は5~6%を占める。今後は新たな顧客層も開拓していく方針だ。現在、平均客室単価は約6,800台湾元(約2万3,000円)だ。
ロイヤル、リージェントも好調
オークラと同じ中山商圏に位置し、日本人宿泊客の多い台北老爺大酒店(ホテル・ロイヤル・ニッコー台北)は6月稼働率が9割、台北晶華酒店(リージェント台北)も81%と前年同月を上回る高い客室稼働率を記録した。5月に開業した台北文華東方酒店(マンダリンオリエンタル台北)の影響はなかったもようだ。
しかしオークラ台北の陳公関副総監は、新規開業したホテルは通常、実力を発揮するまでに1年半前後かかると指摘。開業したばかりの現段階では影響は判断できないとの見方だ。
大型展示会開催もプラス要因
6月は、アジア最大の電子製品見本市、台北国際電脳展(台北国際コンピューター見本市、コンピューテックス)や台北国際食品展覧会(フード台北)など、大型展覧会が立て続けに開催されたことも、台北の高級ホテルの客室稼働率上昇に貢献した。稼働率上位は、天成大飯店(コスモスホテル台北)が95.6%でオークラに次いで2位だった他、▽凱撒大飯店(シーザーパーク・ホテル)、94.1%▽台北花園大酒店(台北ガーデンホテル)、93.5%──と続いた。
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