ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2014年7月7日_記事番号:T00051377
欧州連合(EU)の政策執行機関、欧州委員会は6月26日、台湾と中国のステンレスメーカーに対する反ダンピング調査の実施を決定した。期間は1年3カ月で、9カ月以内に仮判断が示される。「クロ」と判定されれば、懲罰的な反ダンピング関税が最長5年にわたり適用される可能性がある。7日付蘋果日報が伝えた。
今回の反ダンピング調査は、欧州の競合メーカーによる提訴を受け実施されるものだ。
EU域内では昨年、中台からの冷延ステンレス鋼の輸入額が前年比11倍の7億5,800万ユーロ(約1,050億円)に達し、今年4月時点で中台製品の欧州市場でのシェアは14%に達していた。
ただ、実際にはその大半を中国製品が占め、台湾メーカーへの影響は限定的とみられる。
台湾ステンレス大手の唐栄鉄工廠は「直近2年間で台湾から欧州への直接輸出は16万トンにすぎず、割合は非常に低い」と説明した。
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