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シェールガス調達、「米国と交渉中」=馬総統


ニュース 石油・化学 作成日:2014年7月7日_記事番号:T00051379

シェールガス調達、「米国と交渉中」=馬総統

 中米などを訪問していた馬英九総統はこのほど、滞在先のパナマでのインタビューで、米国とシェールガス調達に向けて交渉を行っていると初めて明らかにした。購入量や金額については語らなかった。5日付自由時報などが報じた。


馬総統は、シェールガスの輸入時に通行するパナマ運河を訪れた。同運河は現在拡張工事中で、工事が遅れれば輸入時期に影響をもたらすと懸念を示した(中央社)

 米国からのシェールガス調達について馬総統は今年2月、エド・ロイス米下院外交委員長らと会談した際に、米国の対台貿易赤字解消にもつながるとして、購入の意思を示していた。

 これを受け、米エネルギー省から2月に輸出認可を得ている台湾中油(CPC)も、既にルイジアナ州で採掘を行うフランス企業と交渉中で、未契約ながら合意に至っており、早ければ2018年にも台湾への輸送、供給を開始できる見通しだと説明した。

 また、経済部の試算によると、シェールガスはBTU(英国熱量単位)当たりのコストがカタールやマレーシア、インドネシアから輸入する天然ガスより2割安い。ただ、台湾電力(TPC)は天然ガスの発電割合を増やしても、電気料金に反映するのは難しいと指摘した。