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安泰銀、昨年の損失232億元


ニュース 金融 作成日:2008年1月22日_記事番号:T00005138

安泰銀、昨年の損失232億元

 
 独立系ファンドのロングリーチ・グループが昨年末に経営権を獲得した安泰商業銀行の、昨年の損失額は232億台湾元(757億8,000万円)に上り、資本金の3分の1に達した。大衆銀行は94億3,600万元、聯邦銀行も40億元の損失を計上し、それぞれ開業以来の赤字となった。貸し倒れ引当金の積み増しと不良債権処理に伴うもの。22日付経済日報が報じた。

 最悪赤字となった安泰銀の損失の内訳は、▽不良債権処理、108億元▽貸し倒れ引当金の積み増し、39億元▽前年度の損失繰り越し、59億元──など。同行は多額の損失により、220億元の減資を行う予定だ。なお、今年は黒字に転換するとしている。

 大衆銀の損失はクレジットカードとキャッシングカード債務によるもので、同行は「二度とキャッシングカードには手を出さない」とコメントしている。