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中信金の6月純利益が9倍増、東京スター銀買収で


ニュース 金融 作成日:2014年7月8日_記事番号:T00051392

中信金の6月純利益が9倍増、東京スター銀買収で

 金融持ち株会社の中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)が7日発表した6月の純利益は168億5,600万台湾元(約570億円)と前月の9倍に増え、過去最高を記録した。同社は6月初めに傘下の中国信託商業銀行(中信銀、CTBCバンク)が東京スター銀行を買収した際に発生した負ののれん代148億1,400万元が貢献したと説明した。8日付工商時報などが報じた。

 ただ、中信金は負ののれん代がなくても純利益は前月を上回っており、安定していると説明した。融資が大幅に増え、手数料収益が前年同期から22億3,000万元増加したことや、クレジットカード業務が好調で、消費額は374億元と台湾市場最高を更新した。

 一方、上半期の純利益は284億7,800万元だった。1~5月の利益が212億9,600万元で業界首位だった富邦金融控股はまだ上半期決算を発表していないが、中信金を上回るには6月だけで72億元が必要なため難しいとの見方が強く、中信金が業界トップに躍り出るもようだ。