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「Uberは白タク」、タクシー業者が交通部に抗議


ニュース 運輸 作成日:2014年7月8日_記事番号:T00051393

「Uberは白タク」、タクシー業者が交通部に抗議

 タクシー業者は7日、タクシー数百台で交通部を取り囲み、スマートフォンを通じた高級リムジンタクシー手配サービス「Uber」について、「タクシーの営業に必要な免許を取得しておらず、『白タク』だ」として取り締まりを求める抗議活動を行った。8日付聯合報が報じた。


交通部前を埋め尽くすタクシー。参加した運転手の中には営業免許を燃やして抗議する人もいた(7日=中央社)

 昨年台北市で営業を開始した「Uber」は2カ月前から比較的低価格なサービス「Uber X」を開始。基本料金50台湾元(約170円)に1キロメートル当たり14.5元が追加される他、停車中は1分当たり3元の料金(最低消費額70元)がかかるが、一般のタクシーと大差ない料金設定の上、夜間の上乗せ料金も不要となっている。

 さらに運転手の評価制度が導入され、一般のタクシーに比べて服装が整っている、客のためにドアを開けてくれるなど配慮の行き届いた接客が好評で利用者を増やしている。使用車種はトヨタ・カムリ、日産・セフィーロやティアナなど。

 タクシー業者の抗議に対し交通部は、「空港への送迎に利用者の多い空港リムジンタクシーは合法」とした上で、レンタカー業者と提携するUberについては、「事故などのトラブルが発生した際、誰が責任を負うのかはっきりさせる必要がある」と指摘し、今後調査を進める考えを示した。