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UCCが逆転勝訴、環球セメントとの商標訴訟で


ニュース 商業・サービス 作成日:2014年7月8日_記事番号:T00051394

UCCが逆転勝訴、環球セメントとの商標訴訟で

 コーヒー大手のUCCホールディングスが台湾の環球水泥(ユニバーサル・セメント)に「UCCコレクション」という商標の使用差し止めを求めた訴訟で、最高行政法院は7日、環球水泥の商標登録取り消しを命じる原告逆転勝訴の判決を言い渡した。8日付工商時報が伝えた。

 今回の訴訟では、知的財産権をめぐる訴訟を扱う智慧財産法院(知的財産裁判所)と最高行政法院で判断が分かれた。智慧財産法院での一審は2012年12月、商標が類似しているものの、商品やサービス内容が異なるとして、原告の訴えを退けた。これに対し、最高行政法院は昨年6月の上訴審で、UCCの商業価値を損ねる恐れがあるとして、審理を智慧財産法院に差し戻した。

 ところが、智慧財産法院は今年1月の差し戻し審で再び原告敗訴の判決を下し、決着は最高行政法院での差し戻し上訴審に持ち込まれていた。

 最高行政法院は今回、「消費者は同一グループが提供しているサービスだと誤認する可能性があり、UCCの商業価値が損ねられることがあり得る」と判断した。