ニュース 社会 作成日:2014年7月9日_記事番号:T00051413
台湾大学(台北市大安区)では近年、夜間に学生がお化けに扮(ふん)して他の学生を脅かすという肝試しイベントが流行しているそうだ。しかし最近、深夜に研究室から帰宅する教授や大学敷地内を散歩する一般人まで脅かされるというケースが相次いでいることから大学側は8日、学生団体に対し「校内でお化けに扮装(ふんそう)し、他人を怖がらせる行為を全面的に禁止する」との通達を行った。
台湾大学の肝試しイベントは、お化け役の学生が突然、校内に植えられた木の上から飛び降りたり、校舎の暗がりから飛び出したりして相手を脅かすというもので、学生たちにとっては一種の「伝統行事」となっているそうだ。
しかし台湾大学の陳聡富学務長によると、夏休みシーズンに入ったここ2週間に同様のイベントを行う学生団体が増えたことで、学生以外に「被害者」が拡大しており、深夜の帰宅途中に驚かされ激怒した教授から「学生たちの行為がエスカレートして心臓発作を起こす者が出る懸念がある」との抗議を受けたことで「全面禁止」を決定したという。
禁止後も許可なく同様の行為を行った場合は、所属団体の活動予算を削るなどの罰則を検討している他、他人を傷付けるなどの被害を与えた場合は学生自身が法的責任を負わなければならないと警告している。
ただ大学の決定に対し、学生からは「イベントの開催エリアを限定、公表して行えば済むことで、全面禁止はおかしい」「学生の自由な発想を抹殺するもの」といった反発や、「大学の事なかれ主義で夜間イベントが続けられなくなる」と懸念する声が上がっている。
なお、今回の話題についてネット上では「全面禁止はやり過ぎ」といった声もある一方で、「肝試しなんて中学生みたいなことを台湾大の学生もやるの?」「お化けに出くわしたら棒で殴りつけてやればいい。それが俺の自由な発想だ」と学生の行為をやゆする声も上がっている。
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