ニュース 電子 作成日:2014年7月9日_記事番号:T00051434
パソコン大手、華碩電脳(ASUS)は8日、第4世代(4G)移動通信規格LTE対応、5インチのスマートフォン旗艦機種「PadFoneS」を本体価格9,999台湾元(約3万4,000円)で発売した。対応する9インチタブレットドックは5,000元。サムスン電子の「ギャラクシーS5」、宏達国際電子(HTC)の「HTC One(M8)」より安く、中国の新興スマートフォンメーカー、小米科技(小米、シャオミ)に近い低価格設定だ。9日付経済日報が報じた。
「PadFoneS」は防水対応など、サムスン、ソニー、HTCに負けない高スペックがアピールポイントだ(ASUSリリースより)
同社は同時にスマホ「ZenFone5」(6,990元)をはじめ、タブレットパソコン「Fonepad7 LTE ME372CL」「ME7230CL」、「Transformer Pad TF303CL」と、4G対応モバイル製品を一挙発売した。
林宗リョウ(リョウは木へんに梁)世界副総裁は、「ZenFone」シリーズのスマホは6月に台湾で20万台売れ、市場シェア14~16%で2カ月連続の首位だったと指摘。これまで出荷が滞り第2四半期売上高の足を引っ張ったが、組み立てメーカーの協力で問題が解消したので、もう品切れにはならないと強調した。
クレディ・スイス証券は、同社の「ZenFone」年間出荷見通し500万~1,000万台に対し第2四半期実績は100万台にすぎず、低価格戦略で利益は期待できないと指摘した。一方、CIMB証券は、「ZenFone」のターゲットは新興市場のため、アップルの次世代機種「iPhone6」の打撃は大きくないとして年間出荷710万台を見込む。
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