ニュース その他分野 作成日:2014年7月10日_記事番号:T00051447
台湾とニュージーランド(NZ)による経済協力協定「台紐経済合作協定(ANZTEC)」が昨年7月に調印されてから10日で満1年を迎えるが、協定締結による効果は十分に表れていない。
10日付自由時報によると、ニュージーランドから台湾への輸入額は今年上半期に前年同期比53%増の155億米ドルに達したが、台湾からニュージーランドへの輸出は62億8,000万米ドルで、前年同期を26%下回った。経済部国際貿易局の徐大衛副局長は「季節的要因ではないか」と述べたが、協定が必ずしも貿易拡大にはつながっていないのは事実だ。
また、関税撤廃による効果も限定的だった。特にニュージーランド産粉ミルクの関税(当初5~12%)は、昨年12月の協定発効を受け撤廃されたが、市販の粉ミルクは値上げが相次ぎ、「味全果汁粉ミルク」の場合は値上げ幅が21%に達した。
粉ミルク価格は中国、インド市場での需要増やオーストラリアの天候不順で世界的に50%値上がりし、ニュージーランド産粉ミルクも連れ高した側面がある。
中華民国消費者文教基金会(消基会)の雷立芬秘書長は「減税効果を消費者に還元しない業者を政府は放置するつもりか」と批判した。
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