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台塑・台化、PP価格11%値上げ


ニュース 石油・化学 作成日:2008年1月22日_記事番号:T00005146

台塑・台化、PP価格11%値上げ


 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)、福聚(タイワン・ポリプロピレン)の3社は21日、ポリプロピレン(PP)の輸出価格を1トン当たり1,500米ドル以上へと引き上げた。値上げ幅は11%で過去10年で最大。22日付経済日報が報じた。

 値上げは、インドネシアの石油化学最大手、チャンドラ・アスリのナフサプラントで今月18日、電力供給システムに故障が起きたことにより、同国のPP年産36万トンのトリポリタ社に原料のポリプレンを供給できなくなったため、トリポリタ社が通常の30%水準まで減産を強いられていることが理由だ。

 台塑、台化、福聚の3社のPPの平均年産量は30万トンで、単月当たり7,000~8,000トンを輸出している。今回の値上げにより1トン当たりの粗利益は200米ドルに達し、単月の輸出の粗利は140万~160万米ドルに達するとみられる。

 トリポリタ社の稼働低下のニュースにより、欧米・日本のPP生産メーカーも相次いで輸出価格の値上げを発表している。