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鉄鋼・金属
作成日：2008年1月22日_記事番号：T00005148
中鴻鋼鉄、輸出価格の発表を中止
中鴻鋼鉄はこのほど、原材料不足が深刻化する中、域内への供給を優先するため、輸出価格の発表を一時中止した。22日付経済日報が伝えた。
２月の域内向け供給も２割減、３月は４割減となる可能性があり、豊興鋼鉄、官田鋼鉄、燁興企業など川下メーカーへの供給が滞る事態も懸念されている。中鴻鋼鉄は日本や韓国からも購入打診があるというが、輸出に回せるだけの生産を確保できないため、受注を断っている状態だ。
川下の豊興鋼鉄は鉄筋価格を今週は据え置いたが、過去２週間に5.7％値上げした。
中鴻鋼鉄は「国際市場でビレット価格が１トン700米ドルの高値を付け、熱延相場を上回る水準だ。先高感は根強く、現在は売れば売るほど損失が出る状態だ」と説明している。同社は４～６月期の出荷価格を２月下旬に決定する予定だったが、３月６日に発表を先送りした。
