ニュース 電子 作成日:2014年7月14日_記事番号:T00051514
14日付経済日報によると、鴻海科技集団(フォックスコン)は傘下の通信キャリア、国碁電子(アンビット・マイクロシステムズ)の自社ブランドとしては第4世代(4G)移動通信サービスを提供せず、同社を合併する予定の亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)にグループの全てのリソースを集中することを決めたとの観測が出ている。アンビットは13日、同観測についてノーコメントとした。
アンビットは4G事業で既に巨額の費用を投じている他、法律により4Gサービスの営業許可を取得後半年以内にサービスを開始する必要があるため、市場では同社が亜太電信との合併前に4Gサービスを開始すると予想されていた。
鴻海は近く、呂芳銘副総裁を亜太電信の董事に派遣し、アンビットとの合併を加速化させるとみられる。両社の合併基準日は来年半ばとされていたが、来年第1四半期に前倒しされ、亜太電信の4Gサービスも同時期にスタートすると観測されている。
なお業界関係者は、観測が事実であれば亜太電信は4G向け周波数帯域の700メガヘルツ(MHz)帯および900MHz帯に計30MHz保有することになると指摘。両周波数帯域は1,800MHzの高周波数帯域に比べより少ない基地局設置で効率的にエリアをカバーできるため、設備投資額を減らせる他、より早期の減価償却終了が可能になると分析した。
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