ニュース 電子 作成日:2014年7月14日_記事番号:T00051523
12日付蘋果日報がウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道を基に伝えたところによると、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)と米アップルは来年も提携を拡大していくことで合意したもようだ。アナリストはアップルは今後もTSMCへの発注を拡大し、16ナノメートル製造プロセスを使った次世代プロセッサー「A9」でも提携することを意味すると指摘した。
市場では「A9」をめぐって、TSMCの16ナノプロセスは量産速度がサムスン電子の14ナノプロセスに及ばず、アップルは昨年まで同社のプロセッサーを生産してきたサムスンに発注先を戻すと観測されていた。
しかし、サムスンは20ナノの良品率が低く、14ナノも性能面でTSMCの16ナノ立体構造トランジスタ(FinFET)プラスより劣るとされ、サプライヤー多角化でサムスン依存からの脱却を図りたいアップルはTSMCとの提携を決めたようだ。設備業者は、TSMCへのA9発注量は最低でも5割以上と予測した。
TSMCは報道内容について「顧客や受注については回答できない」としながらも「技術はライバル(サムスン)より上」と強調し、自信を示した。
なお、TSMCはアップルのスマートフォン次世代機「iPhone6」やタブレットパソコン「iPad」に搭載予定の20ナノの「A8」プロセッサーを今年第2四半期から出荷したとされる。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722