ニュース 商業・サービス 作成日:2014年7月15日_記事番号:T00051538
原住民タオ族が暮らす台東県の離島、蘭嶼で同島初のコンビニエンスストアとして8月8日にオープンを予定しているセブン−イレブンの新店舗に対し、「伝統文化を破壊する」などと反対の声が上がっている。これを受けて同チェーンを展開する統一超商(プレジデント・チェーンストア)は14日、「反対世論が予想より強く、現地のフランチャイズ加盟主(タオ族住民)と計画通りオープンするかどうか話し合いを進めており、まだ結論は出ていない」とコメントした。15日付経済日報が報じた。
工事中の蘭嶼店。出店が実現すればセブン−イレブンは主要離島に進出する唯一のコンビニチェーンとなる(14日=中央社)
セブン−イレブンの蘭嶼出店についてはタレントの宥勝(クリス・ワン)や作家の劉克襄が自身のウェブサイトなどで「タオ族の伝統文化に悪影響を与える」として反対を表明。これに一部の蘭嶼住民が賛同を表明している。
しかし一方で、同島のある住民は著名人の反対に対し「自分はコンビニのある生活をしながら、蘭嶼への出店を認めないのはおかしい」と不満を述べ、「コンビニの出店でタオ族の伝統的な生活が一変することはあり得ない」と主張。「各種料金の支払いなどで郵便局に行列を作る必要もなくなり、宅配サービスも受けられる」などメリットを強調した。
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