ニュース 社会 作成日:2014年7月16日_記事番号:T00051554
連日の猛暑でコンビニエンスストアが販売するソフトクリームがますます人気となる中、セブン−イレブンや全家便利商店(台湾ファミリーマート)がこの夏、「天然フルーツ使用」などとうたい投入した新商品に対し、立法委員から「化学添加物などの成分表示がなく、ソフトクリームの主成分が天然素材であると消費者に誤解を招く可能性があり、不実広告の疑いがある」との指摘が上がっている。

猛暑が続く中、ソフトクリームをほおばるのは庶民にとって小さな幸せだ(中央社)
王育敏・立法委員(国民党)は15日、記者会見を開き、セブン−イレブンの「夕張メロン味」やファミリーマートの「マンゴー味」といったソフトクリーム商品を取り上げ、「使用されている天然原料は限定的で、少なからぬ加工物が含まれている」と指摘。その上で店内で絞り出すソフトクリームのような食品は包装済み食品と異なり、生産地、製造年月日、賞味期限しか表示が義務付けられておらず、消費者の健康が脅かされていると語った。
民間団体の董氏基金会は、フルーツ味のソフトクリームについて多くの市民は「牛乳とフルーツのみで作られている」と考えがちだが、実際には牛乳の含有率は20〜50%で、口当たりや見た目を良くするため乳化剤や増粘剤、色素などの化学添加物が加えられていると指摘した。
一方、セブン−イレブンを展開する統一超商(プレジデント・チェーンストア)の主管は指摘を受けて「ソフトクリームに添加物を加えないということはあり得ないが、現在販売している『夕張メロン味』のフルーツ原料は夕張市農協から仕入れた夕張メロンを使用している」と反論。さらに、低カロリーで栄養があるなどとうたったことはなく、王立法委員が批判する理由が分からないと語った。
ファミリーマートも「原材料を表示する法的義務はないが、公式ホームページで全て公開している」とコメントした。
衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)の薛復琴組長は「現行法では成分表示の義務はない」としながらも、「誇大広告が事実であれば罰金4万〜400万台湾元を科すことが可能」とし、1週間以内に業者に説明を求める他、実地調査を行うと語った。
医師は、ソフトクリームを食べるほど喉が渇くのは事実なので、暑ければ水を飲むのが一番と提言している。この騒動でソフトクリームブームは果たして冷めるのだろうか?
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