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学校から蒋介石像撤去を、高校生が動画製作


ニュース 社会 作成日:2014年7月16日_記事番号:T00051555

学校から蒋介石像撤去を、高校生が動画製作

 台湾で戒厳令が解除されてから27年目に当たる15日に合わせ、台湾各地の高級中学(高校)の生徒らが学校内に設置された蒋介石元総統の銅像の撤去を求める動画を共同で製作し、話題を集めている。16日付自由時報が伝えた。

 生徒らは学校構内に設置されている銅像の前で「戒厳令解除が発表された1987年7月14日(解除は15日午前0時)は台湾近代民主の始まりであり、強権時代に終わりを告げた日だ」「強権時代の遺物である蒋介石の銅像がまだ各地の学校に立っている」などと書かれた紙を手に次々と登場し、銅像の撤去を訴えた。

 動画製作には台北市立建国高級中学、台北市立第一女子高級中学、台北市立成功高級中学、新北市立樹林高級中学、私立天主教徐匯(セント・イグナチアス)高級中学(新北市)、国立台南女子高級中学などの生徒らが呼応した。

 建国高級中学の蔡哲銘学務主任は動画について、「生徒の意見の一部分だ。今後銅像を撤去するかどうかは校門の景観、全体的イメージを考慮し、関係者の共通認識を形成していきたい」と話した。これを機に各地の学校で銅像撤去の是非をめぐる議論が高まりそうだ。