ニュース 機械 作成日:2014年7月16日_記事番号:T00051566
工作機械の業界団体、台湾区機器工業同業公会(TAMI)が発表した6月の工作機械輸出額は3億5,200万米ドルで前年同月比13.3%増、上半期は18億1,200万米ドルで前年同期比4.9%増だった。王正青TAMI秘書長は、6月輸出額はピークだった2012年水準を回復したと指摘した。16日付工商時報が報じた。
6月輸出額好調の主因は、中国向けが1億3,500万米ドルで前年同月比16.1%増えたことだ。この他、▽イタリア、65%増▽ロシア、60%増▽ドイツ、42%増▽日本、35%増▽オランダ、23%増▽米国、8%増──と軒並み大幅に成長し、ブラジル向けも29%増とプラス成長に転じた。
台湾区工具機零組件工業同業公会(TMBA)の黄建中秘書長は、中国、米国、ドイツ、日本、イタリアなど主要市場で購買意欲が昨年より高いと指摘。今年の輸出額は前年比10%以上成長し、40億米ドルに達すると予測した。
ただ、年内の妥結を目指す中韓自由貿易協定(FTA)が発効すれば、韓国の工作機械は中国輸入がゼロ関税となる一方、台湾にかかる中国の関税はマシニングセンターで9.7%となり、台湾製の工作機械は中国市場で優位性を失うと危機感を示した。
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