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マツダ台湾、18年シェア5%に邁進【図】


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2014年7月16日_記事番号:T00051573

マツダ台湾、18年シェア5%に邁進【図】

 今月1日から営業を開始したマツダ100%出資の販売統括会社、台湾馬自達汽車(マツダモーター台湾、MMT)は15日記念式典を行い、浜本俊輔総経理は2年以内に「マツダ3」(日本名マツダ・アクセラ)を含む5車種のフルモデルチェンジ車を導入し、2018年までに市場シェア5%を獲得したいと語った。昨年の台湾販売台数は1万3,160台、市場シェアは3.5%だった。16日付工商時報などが報じた。


稲本董事長(左3)と浜本総経理(左4)。台湾での販売代理権回収はホンダ、スズキに続き日系3社目だ(15日=中央社)

 同社は直営販社設立に伴い、台湾総代理店だった品爵汽車(フォード・ディストリビューション台湾、FDTL)から販売代理権を回収した。現在、福特六和汽車(フォード六和モーター)に生産を委託している「マツダ3」は次世代車種を輸入車に切り替え、「マツダ5」(日本名マツダ・プレマシー)は次世代車種を開発しないとの観測が浮上している。これに対し稲本信秀董事長は既存の両車種は今後も生産を委託すると述べ、次世代車種については明言を避けた。

 業界関係者は、もしマツダが台湾生産を停止するならば、円安進行で日本から輸入した方が台湾生産よりコストを抑えられ、「日本製」のブランド効果も期待できるためだと指摘した。事実となれば、台湾生産車の市場シェアが縮小し、生産ラインで働く従業員にも影響すると懸念を示した。