コンプレッサー最大手の瑞智精密は上半期の出荷台数が739万4,500台に達し、前年同期比23.18%増えた。夏季のクーラー需要期入りが出荷増に結び付き、今年の目標1,300万台超えは前倒しで達成できる見通しだ。17日付経済日報が報じた。
瑞智のインバーター搭載コンプレッサーはシャープや中国の海爾集団（ハイアール）などの大手家電メーカーに採用されており、今年の出荷は前年比５割増の150万台となる見通し。またヒートポンプ式衣類乾燥機向けは１割以上増えて150万台に達する見込みだ。
なお瑞智は出荷台数1,500万台の目標を今後２年以内に達成すべく、台湾と中国の生産拠点で研究開発（Ｒ＆Ｄ）への投資を拡大する方針だ。
同社の上半期売上高は前年同期比17.15%増の100億6,100万台湾元（約340億円）だった。今年通年では過去最高を記録した2011年の167億元を上回る見通しだ。
