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危篤の日本人男性、1111人力銀行が帰国費用支援


ニュース 社会 作成日:2014年7月21日_記事番号:T00051643

危篤の日本人男性、1111人力銀行が帰国費用支援

 ある日本人男性(50)が脳出血となり意識を失った。23日に医療搬送専用機で日本に帰国する予定だが、この専用機の費用162万台湾元(約550万円)を大手求人求職情報サイト、1111人力銀行が負担すると表明した。先日、韓国旅行中に早産で出産した台湾人夫妻に対し、韓流ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』で主役を務めた女優、イ・ヨンエさんが医療費300万元を負担したという美談が報じられたばかりで、21日付自由時報は今回の出来事を「台湾版イ・ヨンエ」と報じた。


1111人力銀行の李大華・公関総監(左2)が見舞いに訪れ、日本人男性の妻と娘(右1、2)は頭を深く下げて感謝の意を示した(20日=中央社)

 この男性は建材を調達するため訪台したが、今月5日、東京に戻る機内で突然意識を失った。機体は桃園国際空港に引き戻し、男性は同日夜に桃園県の病院に搬送された。現在は人工呼吸器を付けて生命を維持している状態だ。

 男性の妻と娘は知らせを受けて台湾に駆け付け、連日病床に付き添う一方、医療費と専用機の費用捻出に頭を悩ませていたため、1111人力銀行の支援の申し出に感動の涙を流した。

 20日には支援を申し出る電話も10本以上かかってきた。家族は、これ以上の支援は遠慮するが、皆さんの気持ちはいつまでも忘れないと強調した。