ニュース 電子 作成日:2014年7月21日_記事番号:T00051660
スマートフォン最大手、宏達国際電子(HTC)は、第3四半期の出荷台数が450万~500万台となり、前期比25~30%減少するとサプライチェーンの間で予測されている。旗艦機種「HTC One(M8)」の人気が続かず、他の新機種も売れ行きはそこそこで、アップルの次世代機種iPhone6の発売が打撃になるとの見方だ。20日付工商時報が報じた。
業界の試算によると、「HTC One(M8)」の第2四半期出荷台数はわずか300万台。昨年の旗艦機種「HTC One(M7)」は供給不足で販売台数が伸びなかったが、昨年第2四半期の出荷台数は320万~350万台だった。
同社はコストパフォーマンスの高さをアピールし、中国市場で3月に「デザイア816」を発売したが、人気は1カ月しか続かなかった。中国メーカーに生産を委託したロー~ミドルエンド機種「デザイア616」「デザイア216」も売れ行きが良いとは言えない。
同社は、KDDIとの提携で昨年よく売れた「バタフライ」の後継機種を第3四半期に日本で発売するとされるが、市場では月間販売台数10万台以上は困難とみられている。同社の第3四半期売上高は500億台湾元(約1,700億円)に届かず、440億元を下回る可能性もある。
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