台湾で初の子ども専用病院となる「台湾大学（台大）児童医院」が来月１日に発足する。22日付蘋果日報が伝えた。
台大児童医院は台湾大学医学院附設医院（台大医院）の小児部が独立する形で発足するもので、先天性心臓病、遺伝性疾患など子どもの重症治療を強化する。
台大児童医院の看板除幕式にはトップモデルの林志玲（リン・チーリン）が参加した（21日＝中央社）
これに先立ち、衛生福利部（衛福部）は今年３月、▽台大医院▽馬偕紀念医院（マッケイ・メモリアル病院）台北院区▽彰化基督教医院（彰化キリスト教病院）▽中国医薬大学附設医院──がそれぞれ小児科を分離することを認可していた。
台大児童医院には28の診療科目、外来診察室40室、入院ベッド292床（うち122床は集中治療、骨髄移植など重症患者用）が設けられており、原則として18歳以下の患者を診療する。
衛福部は南部にも子ども病院の設置を想定している。
