ニュース 運輸 作成日:2014年7月25日_記事番号:T00051735
復興航空(トランスアジア・エアウェイズ)旅客機墜落事故の原因について、成功大学民航研究所(NCKU)の林清一教授は24日、天候不順により着陸できず、再浮上を試みた際に主翼より後ろの気流が下向きになる「ダウンウォッシュ」に遭遇し、バランスを崩して墜落したとの見方を示した。25日付聯合報などが報じた。

事故原因究明の鍵となるブラックボックス解析の初期結果は、早ければ5日以内に明らかになる(24日=中央社)
林教授は、航空機が着陸に向けて下降体制に入ると、減速するため、気流が不安定だと左右の翼のバランスを取るのが難しいと説明し、空港の管制官や機長らの技術には問題がなかったが、着陸条件は満たしていたというものの台風で天候が不安定な中、気象条件を甘く見ていたことが問題だと指摘した。また、ダウンウォッシュなどの気流を感知する設備が馬公空港に設置していなかったことも問題視した。なお、同設備は台湾では桃園国際空港、台北松山空港に設置されている。
一方、ある操縦士によると、悪天候時の離着陸の可否は操縦士に委ねられているが、台湾では、欠航や離陸後の引き返しなどは乗客から非難が殺到するため、航空会社が危険を承知で着陸に踏み切るところがあると指摘した。
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