ニュース 公益 作成日:2014年7月28日_記事番号:T00051763
大台北地区(台北市、新北市、基隆市)500万人の生活用水を供給する水がめ、翡翠ダム(新北市)はかつて台湾で水質の優れたダムとして知られたが、過去4年間、同ダムの上流で夏季に行われた水質検査で基準の200倍を超える大腸菌群が検出されたことが明らかとなった。このエリアにはキャンプ場や遊泳区が多数存在し、大勢のレジャー客による川遊びやバーベキューなどが川を汚染しているとみられる。28日付聯合報が報じた。
翡翠ダム管理局の黄世欽・経営管理科長は、「大腸菌群は人間や動物の糞便(ふんべん)によってもたらされるため、水質の悪化は夏に川遊びに訪れる市民が増えたことが原因と推測される」と指摘。同ダムの上流は水源保護区となっており、本来、川遊びやバーベキューには適さないことから、たびたびキャンプ場の管理機関に対し、水質への影響を抑えるよう要求してきたという。
なお翡翠ダム上流にはダム建設前に41カ所のキャンプ場が存在し、建設後は新設が禁じられた。現在は11カ所に減少しているが、一部業者は汚水処理設備を設置していない。
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