ニュース 石油・化学 作成日:2014年7月28日_記事番号:T00051769
米国の石油化学業界がシェールガス開発を進める中、深刻な供給不足からブタジエンが高騰しているが、▽台達化学工業(TTC)▽国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル、GPPC)▽台橡(TSRC)▽南帝化学工業(ナンテックス・インダストリー)▽奇美実業──といった台湾の川下関連メーカーは、イランやインドからの輸入により減産回避に見通しが立っているようだ。26日付経済日報などが報じた。
台湾では台湾中油(CPC)や台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)が生産するブタジエンは、ABS樹脂や合成ゴムなどの原料に、さらに合成ゴムはタイヤの原料となる。
しかし、このところブタジエンは供給が不足しており、台湾、中国、韓国の川下メーカーは減産を迫られる事態となっていたが、CPCの主管によると今後、8月中旬までに約1万トンのブタジエンがイランから東アジアへ輸出され、そのうち5,000トンが台湾へ向かう見通しとなっているという。この他、インドのリライアンス・インダストリーズが8月初めに出荷する4,000トンの輸出先も台湾および韓国となっているようだ。
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