ニュース 社会 作成日:2014年7月29日_記事番号:T00051780
 新竹県の飲食店でこのほど、客同士のトラブルから、一方が改造銃を発砲するという事件が発生。銃口から放たれた弾丸は相手の心臓へ一直線に向かったが、幸いにも被害者は胸ポケットにスマートフォンを入れており、これが銃弾を食い止め、一命を取り留めることとなった。
警察の調べによると、この幸運な男性、韓丁相さん(38)は27日夜、友人と共に新竹県新豊郷にある飲食店を訪れ、酒を飲み、カラオケを楽しんでいた。そのとき、友人の1人が店内の床に1着のレザージャケットが落ちているのを発見し、周囲の客に落とした者はいないかと声を掛けた。
すると隣のテーブルに座っていた許慶祥容疑者(46)が自分のものだと名乗り出た。しかし韓さんの友人は、そのジャケットから現金を取り出し、笑いながら「みんなに酒をおごれ」などと要求したため、これに気分を害した許容疑者との間でいさかいとなった。
双方がヒートアップするのを見た韓さんは、間に入ってなだめようとしたが、逆に許容疑者と怒鳴り合う結果となり、さらには酒瓶を持っての殴り合いへと発展した。そして2人がもみ合いながら店の外に出ると、許容疑者は韓さんから急に身を離し、どこかへ行ってしまった。
これを見た韓さんは何か武器を取りに行ったと考え、自分も自衛用に1本の鎌を見つけてきた。しかし、戻ってきた許容疑者はなんとその手に銃を握っており、有無を言わさずわずか3メートルの距離から韓さんの左胸に向けて発砲した。
撃たれた韓さんはとっさに左腕で胸を防御したが、弾丸はその上腕部を貫通し、左胸へと向かった。しかし、幸い弾丸は心臓まで達することなく、左胸ポケットに入れていたスマホにぶつかって止まった。
ちなみに韓さんの命を守ったのはサムスン電子の6.3インチ特大スマホ「ギャラクシー・メガ」だったそうで、やはりスマホは大画面の方が何かと役に立つのかもしれない。
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