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復興航空機墜落事故、ブラックボックスのデータ取得完了


ニュース 運輸 作成日:2014年7月29日_記事番号:T00051790

復興航空機墜落事故、ブラックボックスのデータ取得完了

 23日に発生した復興航空(トランスアジア・エアウェイズ)旅客機墜落事故を調査する独立行政法人・飛航安全調査委員会(飛安会、ASC)の王興中執行長は28日、事故機から回収したブラックボックス2個のデータ取得が完了したことを明らかにした。なお29日付中国時報は、墜落前に記録された機長の最後の言葉は「不行!不行!(ダメだ!ダメだ!)」だったと伝えた。


飛安会は先日、海外から専門家を招き事故現場の調査を実施した(中央社)

 王執行長によると、ブラックボックスには約1時間半にわたる記録が残されており、データ読み取りに1週間、その後180項目のパラメーターデータの確認に1カ月かかるという。過去の航空機墜落事故では事故原因の発表までに3~4カ月かかった例もあるが、飛安会は一部の重要な情報に関しては事前に発表することも検討している。

 飛安会は28日、第1回事故調査小組(専門小委員会)組織会議を招集した。同小組には復興航空や交通部民用航空局(民航局)の他、仏航空機事故調査局(BEA)、事故機を製造した仏ATR社、エンジンメーカーのプラット・アンド・ホイットニー・カナダ(PWC)の代表者38人が参加し、事故当時の操縦方法や天気、事故機のメンテナンス状況などを調査していく。