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ノートPC用パネル、韓国メーカーが増産へ


ニュース 電子 作成日:2014年7月29日_記事番号:T00051800

ノートPC用パネル、韓国メーカーが増産へ

 韓国の液晶パネルメーカーは昨年下半期、今年のノートパソコン市況を悲観して、同製品用パネルを生産していたラインを他の製品の生産へ相次いで切り替えた。しかし、今年のノートPC市況が予想を上回ったことから台湾のパネルメーカー、特に群創光電(イノラックス)はブランドメーカーから多くの受注を獲得、第2四半期の大型液晶パネル(9.1インチ以上)シェアで初めて韓国・サムスンディスプレイを上回り、世界2位に躍り出た。ただ、韓国メーカーは最近、再びノートPC向けパネルの生産を増やしており、今後、同分野での競争が加熱しそうだ。29日付電子時報が報じた。 

 液晶パネル業界関係者によると、特にアジアや欧州でノートPC需要が高まっていることから同製品用パネルの供給不足が深刻化している。さらに現在、ブランドメーカーが北米の新学期シーズン向け調達を進めていることからノートPC用パネル価格は7月も上昇が続いており、今後もイノラックスの業績向上に貢献するとみられる。

 一方でタブレットPC市場は最近、需要が予想を下回る状況となっており、これを受けてサムスンディスプレイが生産ラインをノートPC向けに再度振り向けている他、友達光電(AUO)も同製品の出荷を強化する動きを見せているという。