交通部観光局は１日、観光業界幹部とともに、中国人観光客による台湾ツアーの品質向上に向けた共同宣言を発表した。２日付工商時報が報じた。
観光局の張錫聡副局長は「中国人ツアーの品質向上に向けては、受け入れ側の責任だけでなく、中国側でも源からの管理が求められる」と述べ、今後は中国人向け優良ツアーの規定見直しや総量規制の実施などに取り組んでいく方針を表明した。問題がある中国側の旅行会社については、中国政府にリストを提出し、処分を求めていく。
観光局は今後、優良ツアーが利用する航空機を中台直航便に限定する他、７泊８日の台湾一周旅行で立ち寄る土産物店を従来の７カ所から６カ所に削減。また、宝飾品やブランド品など高単価の商品を売る店舗については、これまでの２カ所から１カ所に減らす指針を打ち出した。10月１日にも実施する。
