市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーによると、第３四半期はモニター用液晶パネル供給が前期比9.2%減少する見通しだ。モニター小売価格に占めるパネルのコストは約４〜６割。一部モニターブランドは利益を確保するため、特定サイズの製品を値上げする方向だ。５日付蘋果日報が報じた。
７月のモニター用パネル価格は、19.5インチワイドが58.8米ドルと１月比７%上昇。21.5、23.6インチワイドは70.1米ドル、84.3米ドルと各３%上昇した。一方、19.5インチワイドのモニター小売価格は101.8米ドルと１%下落、21.5、23.6インチワイドはそれぞれ６%、５%下落し、モニターブランドの利益を圧迫している。
王靖怡ウィッツビュー研究経理によると、モニター用パネルは６月から供給不足となり、特に19.5、21.5、23.6インチワイドパネルは発注しても入手できない状況だ。パネルメーカーが利益率の高い新製品開発に注力し、テレビ、ノートパソコン向けや中小型パネルに生産能力を振り向けているためだ。
