ニュース 建設 作成日:2014年8月7日_記事番号:T00051984
都市開発計画に絡み、元内政部営建署長の葉世文被告に巨額の賄賂を渡していたとして逮捕、勾留(27日に保釈)されていた遠雄建設事業(ファーグローリー・ランド・デベロップメント)の董事長、趙藤雄被告が6日、董事長職を今月14日付で辞任すると表明した。同社は13日に董事会を開き、新董事長を選出する予定だが、後任には董事長代理を務める長男の趙文嘉氏が昇格する見通しだ。7日付工商時報が報じた。
趙被告は同日、遠雄企業団(ファーグローリー・グループ)公衆事務室の蔡宗易副総経理を通じ、趙文嘉・董事長代理に対し、「顧客の信頼や社員の士気回復に安定した危機対応力を見せた」と語り、自身は訴訟やグループの中長期計画策定に専念するため、辞任を決めたとコメントした。
ただ、趙被告は依然、遠雄グループ総裁の地位にとどまる見通しで、今後も台北文化体育園区(通称・台北ドーム)建設や百貨店経営などの事業を主導していくとみられる。
なお趙被告逮捕を受け、台北ドームに対する銀行団の協調融資154億台湾元(約525億円)のうち、未実行の100億元余りが凍結される可能性が浮上していたが、銀行団は遠雄グループ自体の財務に問題はなく、利息の支払いも滞っていないとして、融資続行の意向を示した。
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