李登輝元総統が９月中旬に訪日を計画していると時事通信社が報じたことについて、李登輝元総統の弁公室（事務所）の早川友久顧問は８日、検討中であることを認め、李元総統は以前より日本再訪を希望しており、来週初めまでには李元総統が訪日の有無や内容を決定する予定だと話した。
李元総統は現在91歳と高齢のため、体調面が懸念される（ＹＳＮ）
報道によると、李元総統は約１週間の日程で大阪、東京、北海道を順に訪れる。大阪、東京では国際関係などをテーマとした講演を行い、初訪問となる北海道では観光が中心となる。
早川顧問は、今回報道された訪日計画は招へい元の日本李登輝友の会が提案したものと説明。李元総統は先月健康診断を行ったばかりで、結果次第では計画の中止や、日程や行き先の変更などが考えられると述べた。
李元総統の訪日が実現すれば、2009年９月以来の５年ぶりとなる。李元総統は昨年５月に訪日を予定していたが、医師団から長期間の旅行は控えるようにとの指示があり直前に中止している。
