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サイノファームと米サゲント、白血病抗がん剤で提携


ニュース 医薬 作成日:2014年8月8日_記事番号:T00052009

サイノファームと米サゲント、白血病抗がん剤で提携

 大手原薬メーカー、台湾神隆(サイノファーム)の陳勇発総経理は7日、米注射薬メーカー、サゲント・ファーマシューティカルズと白血病を対象とする抗がん剤注射薬の共同開発、製剤で提携協定を結んだと発表した。同注射薬は6月に米食品医薬品局(FDA)に販売申請を行っており、2016年末にも認可を取得して同国で発売できる見通しだ。年間2億5,000万米ドルを超えるとされる白血病治療市場で商機獲得を目指す。8日付工商時報が報じた。


陳総経理は今月1日に同職に就任したばかりだ(7日=中央社)

 提携協定によると、サイノファームの台湾工場が原薬および注射薬の開発を、江蘇省常熟工場が原薬の生産を手掛け、その後、サゲントの中国工場(成都)がフリーズドライ注射薬を生産する。

 今回の提携について陳総経理は、「単に当社が製剤分野に進出するというだけでなく、原薬と製剤を結合した戦略で米国市場に参入する初めての試みだ」と強調した。

 なお陳総経理によると、サゲントは特殊注射剤の分野で世界的に知られ、幅広い抗がん剤の生産ラインアップをそろえる他、米国各地の医療機関に綿密な販売チャネルを築いているという。