ニュース その他分野 作成日:2014年8月8日_記事番号:T00052025
高雄市中心部で起きた大規模爆発事故を受け、李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)が6~9日の4日間の操業停止を決めたことについて、葉満足・財政部統計処長は8日、台湾全体の輸出額が大きく減少することはないとの見方を示した。台湾のプラスチック関連輸出全体に占める同社輸出額(毎月約5,000万米ドル)の割合が約2.4%と小さいことが理由だ。8日付経済日報などが報じた。
輸出への悪影響が小さいことについて葉処長は他に、原料不足に陥る川下メーカーがわずかなことや、LCYと並行して輸送管を設置していた中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)が7日、台湾中油(CPC)の第5ナフサ分解プラント(通称五軽)輸送管からプロピレンの供給を受けることになり、アクリロニトリル(AN)の生産を100%回復したと宣言したことを挙げた。
なお、財政部が8日発表した7月の輸出統計によると、「プラスチック・ゴムとその製品」の輸出額は21億500万米ドルで前年同月比2.2%減、「化学品」は18億9,000万米ドル、13.3%増だった。そのうち、▽プロピレン、8,000万ドル増(同7.2倍)▽エチレングリコール(EG)、6,000万米ドル増(同77%増)▽スチレン、4,000万増(同85.4%増)──だった。
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