ニュース 電子 作成日:2014年8月12日_記事番号:T00052076
電子機器受託生産大手、和碩聯合科技(ペガトロン)の程建中執行長は、パソコン市場の構造は健全化に向かっており、来年回復する見込みだと述べた。12日付工商時報などが報じた。
程執行長は、マイクロソフト(MS)のウィンドウズXPサポート終了で、企業のPC買い替えが進むと指摘した。今年第4四半期には生産能力が不足し、液晶パネル、メモリー、プラスチックや金属の部品も不足するとみている。過去2~3年、サプライチェーンがモバイル端末に生産能力を振り向けていたためだ。
アップルの次世代スマートフォン「iPhone6」を15%受注したとの市場観測について程執行長は、「確かに新製品が出る」と明言を避けた。
同社が11日発表した第2四半期の連結売上高は前期比2.9%減、前年同期比0.1%増の2,123億5,200万台湾元(約7,200億円)。粗利益率は前期比0.9ポイント上昇、前年同期比1.6ポイント上昇の6.1%、営業利益率は前期比0.4ポイント上昇、前年同期比1.4ポイント上昇の2.7%で、いずれも過去最高だった。一方、純利益は前期比45.2%減、前年同期比7.5%増の14億9,800万元。為替差損が4億9,400万元と前期よりほぼ倍増したためだ。証券会社は、台湾元が対米ドルで2.25%上昇し、輸出中心の受託メーカーに不利に働いたと指摘した。
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