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エネルギーの将来像、「選択肢放棄できない」=馬総統


ニュース 公益 作成日:2014年8月14日_記事番号:T00052116

エネルギーの将来像、「選択肢放棄できない」=馬総統

 馬英九総統は13日、エネルギーの将来像に関するフォーラムに出席し、「原子力は世界の発電構成で依然重要な役割を果たしている。台湾はいかなるエネルギーの選択肢も放棄できない」と述べ、原子力を含めた形で台湾に最も適したエネルギー構成を模索すべきだとの考えを示した。14日付経済日報が報じた。


馬総統は台湾の現状では各種発電所の中で、原発が最も経済効率が高いとの見方を示した(13日=中央社)

 馬総統は「再生可能エネルギーが全面的に化石燃料や原子力発電に取って代わることは今後もまだ不可能だ」と述べ、各国が原発を存続させているのは、エネルギー多角化、自主化を目指すと同時に、コスト面、温室効果ガス削減という目標も考慮しているためだと指摘した。

 台湾の現状については、中期的に火力発電所の拡充が難しい上、台湾電力(TPC)第1~3原子力発電所が耐用年数を迎えるため、電力の予備供給量が低下するとし、「電力の需給バランス確保が今後の厳しい課題になる」と述べた。