ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

鴻海が中国の自動車関連に出資、EV視野か


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2014年8月14日_記事番号:T00052127

鴻海が中国の自動車関連に出資、EV視野か

 鴻海精密工業は13日、海外子会社を通じ、自動車用金型、治具などの設計開発、製造を手掛ける中国の重慶元創汽車整線集成に9,999万4,989人民元(約16億6,600万円)を投じると発表した。今回の投資について市場では、電気自動車(EV)事業の基礎作りが目的で、将来的には自動化技術を自動車生産ラインに応用する可能性もあるとみられている。14日付経済日報などが報じた。

 鴻海は2005年に自動車用ワイヤーハーネスの安泰電業を買収し、自動車大手のサプライチェーン入りを果たした。リチウムイオン二次電池の原瑞電池科技(UERテクノロジー)などに関連出資を相次いでいる。

 鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長はEV事業に高い関心を示しており、「当社がEVを製造すれば価格を1万5,000米ドルまで抑えることができる」と語っている。

 鴻海が13日発表した第2四半期の連結売上高は8,790億9,400万台湾元(約3兆円)で前期比0.49%減少したものの、粗利益率(7.05%)、営業利益率(3.18%)、純利益率(2.30%)はいずれも上昇した。