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六軽付近の児童発がんリスク報道、台プラが反論


ニュース 石油・化学 作成日:2014年8月15日_記事番号:T00052149

六軽付近の児童発がんリスク報道、台プラが反論

 雲林県政府が台湾大学公共衛生学院の詹長権教授に依頼して行った研究で、台塑集団(台湾プラスチックグループ)の第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)付近では、国民小学(小学校)に通う児童の発がんリスクが高いとの結果が示され、波紋を呼んでいる。


台プラの洪宗益・環境安全衛生センター長(中)は「同研究はサンプル数が少なく、比較対象の設定もおろそかだ」と指摘した(14日=中央社)

 14日付蘋果日報によると、第6ナフサ付近の小学校の児童の体内からクロロエチレン(塩化ビニル)の代謝物が近隣の学校の児童に比べ2倍近い濃度で検出された。

 15日付工商時報によれば、台プラは「複数回の測定で空気中に塩化ビニルモノマー(VCM)の流出はなかった。研究は直接的証拠がなく、第6ナフサによる排出との関連性をむやみに断定することはできない」と反論した。