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受託生産大手、Q2為替差損35億元【表】


ニュース 電子 作成日:2014年8月15日_記事番号:T00052157

受託生産大手、Q2為替差損35億元【表】

 電子機器受託メーカー大手各社は第2四半期、台湾元為替相場が約2%上昇したことを受けて、軒並み為替差損を計上した。同期為替差損が最大となったのは鴻海精密工業の17億台湾元(約58億円)で、▽仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、7億2,900万元▽和碩聯合科技(ペガトロン)、4億9,400万元▽英業達(インベンテック)、3億6,000万元▽広達電脳(クアンタ・コンピュータ)、1億9,200万元――を合わせた5社合計では約35億元に上った。15日付工商時報が報じた。

 鴻海は売上高の規模が大きいため為替差損も膨らんだが、売上高に対する比率は0.22%で、過去数四半期と比較して見ても安定を維持しているといえる。

 一方クアンタは第1四半期、12億2,300万元の為替差益を計上していたが、第2四半期はマイナスとなり、これが粗利益率が過去9四半期最高を記録しながら、純利益は前期比13%減の40億6,700万元と過去1年間で最低となったことに一定の影響を及ぼした。