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石化大手2社、マニュアルに基づく測定せず


ニュース 石油・化学 作成日:2014年8月18日_記事番号:T00052173

石化大手2社、マニュアルに基づく測定せず

 経済部と高雄市は15日、市内を通る石化輸送管の全面検査を開始し、石化業界の標準作業手順(SOP)の制定に着手した。その結果、まず台湾中油(CPC)と中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)では、普段から操作マニュアルに基づく数値測定を行っていなかった実態が明らかになった。16日付中国時報が伝えた。

 経済部工業局の連錦漳副局長は「データは形式的なもので、『正常』と書かれているだけで詳細な数値の記載はなかった」と指摘。石化製品の輸送時に供給側と受け取り側が数値監視を別々に行い、電話連絡だけに頼っているのはリスクが高いと指摘した。

 高雄市内には45本の石化輸送管があり、3カ月以内に全面検査を完了する。検査内容は被覆に異常がないか、破損がないかの他、防食電位記録器で数値が基準を満たしていない場合には、掘削検査を実施する。