ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2014年8月18日_記事番号:T00052176
18日付工商時報は、台塑集団(台湾プラスチックグループ)がベトナム・ハティン省に建設中の大型製鉄所に対し、日本のJFEスチールによる出資を受け入れることを目指していると報じた。
ハティン製鉄所は外資による10%の出資受け入れが当初から計画されており、来年末の最初の高炉への火入れに向け、交渉が加速しそうだ。
JFEスチールは台プラグループが中国・福建省に設立したステンレス鋼板一貫メーカー、福建福欣特殊鋼に対し、ステンレス鋼板の製造技術を供与するなど提携関係にある。JFEはニッケルを使用しないクロム系ステンレス鋼の生産技術で定評がある。同技術は相場変動が激しいニッケルを使用せず、生産コストを半減させることができるため、福欣特殊鋼の早期黒字化に重要な役割を果たした。
ハティン製鉄所をめぐっては、新日鉄住金による出資説も一時流れていた。一部報道によれば、JFEからの出資受け入れは、9月までに合意に達する見通しだという。なお、工商時報の報道についてJFE広報室はワイズニュースの取材に対し「コメントできない」と回答した。
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