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TPK・ウィンテック、製品多様化でOGS低迷に対処


ニュース 電子 作成日:2014年8月18日_記事番号:T00052178

TPK・ウィンテック、製品多様化でOGS低迷に対処

 宸鴻集団(TPKホールディング)や勝華科技(ウィンテック)など台湾の大手タッチパネルメーカーが注力してきたOGS(ワンガラスソリューション)タッチパネルについて市場調査会社、ディスプレイサーチは、タッチ機能搭載ノートパソコン市場に依然、本格的な成長が見られない他、アップルがスマートフォンやタブレットPCでの採用を見送ったことから短期内に出荷量が大きく増加する見込みはないと指摘。そうした中、TPKとウィンテックは製品の多様化で業績成長を目指している。中央社電が17日伝えた。

 ディスプレイサーチの調査によると過去2年、OGSタッチパネルはスマホおよびタブレットPC向けには一部で採用が進み、現在市場シェア10%以上を獲得している。

 しかしOGS製品は10インチ以上の製品で初めて薄膜製品に対する強みを発揮するため、その需要が大きく高まるには市場の成長を待つ必要があるという。

 こうした中、TPKはOGS製品の価格引き下げの他、銀ナノワイヤ(SNW)製品に注力。ウィンテックも中国の新興スマホブランド、小米科技(小米、シャオミ)向けにOGS製品に加え、薄膜製品も供給することで事態の打開を図っている。