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株価暴落のメディゲン、経済誌を刑事告訴


ニュース 医薬 作成日:2014年8月19日_記事番号:T00052198

株価暴落のメディゲン、経済誌を刑事告訴

 新薬研究開発(R&D)の基亜生物科技(メディゲン・バイオテクノロジー)の株価が暴落した問題で、同社は18日、経済誌「財訊」に新薬開発を中傷する記事を掲載されたとして、同誌の編集幹部と担当記者を名誉毀損の疑いで検察に告訴した。同時に損害賠償1億台湾元(約3億4,000万円)と謝罪広告を求めて民事訴訟を提起した。19日付蘋果日報が伝えた。

 株価暴落のきっかけは、開発中の肝臓がん新薬「PI−88」の第3相臨床試験が難航していることだが、先週発売の「財訊」は「詐欺劇」との見出しとともに、「PI−88は市場が予期した効果に全く到達していない」とする内容の記事を掲載し、投資家の不安をかき立てた。その結果、メディゲンの株価は19日まで17日連続でストップ安となった。19日の終値は130元で、7月28日の407元から68%の下落。

 一方、メディゲンの大株主も同日、投機筋による株価操作で株価が暴落した疑いがあるとして、検察に捜査を要求した。